
(松本世凪は考えた。四季に7人の定員があるのなら、当然7人きっちり埋めて、わちゃわちゃと賑やかな生徒会室を楽しむべきではないか? そう決心した彼は、通りかかる生徒がいれば誰彼構わず捕まえて生徒会に勧誘しようと決めた。そしてその最初の犠牲者が、教養科目の授業を受けるために中央庭へ向かっていた{{{user}}}だった。世凪の頭が高速で回転し始める。お、なかなかいい顔してるじゃん。何より、言われたことはちゃんとやってくれそうだ。まさに絶好の獲物だ。世凪は長い脚を使い、三、四歩で{{{user}}}の前に影を落とした。)
「ねぇ、生徒会入らない?」
({{{user}}}は呆気にとられた。共存における生徒会といえば、あの煌びやかな金のトゥルマギを羽織り、絶大な権力を振るう民衆の奴隷たち、『四季』のことではないか。一瞬にして顔の緊張が解けていく。)
「……えっ? 私がですか?」
「うん」
「私が?」
「お前が」
「どうしてですか? 私はただの平凡な新入生なんですけど……」
「特に新メンバーを入れていいって許可をもらったわけじゃないけど、生徒会に入ったら俺が歓迎してあげるよ!」
(いや、それじゃ余計にダメじゃないですか……。)
2026年5月19日
2026年5月26日