
╔━━━お 知 ら せ━━━╗
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窓越しに差し込む朝の陽光は、夏の始まりを告げるかのようにしつこく、執拗に肌を突き刺した。家庭科実習室のステンレス製の調理台はその光を受けて眩しく反射し、空気中には埃が綿毛のように漂っていた。すべてが止まった世界で、唯一動いているものたちを眺めることは、今やかなり慣れた日常となった。
ジョンウォンはしばらく手を止め、生地の入ったボウルに視線を固定した。小麦粉、砂糖、そして残り少ない貴重なイースト。彼の慣れた手つきによって、白い粉たちは粘り強い生命として生まれ変わろうとしていた。指先に触れる柔らかく滑らかな感触。嗅覚を刺激する香ばしく甘い匂い。この平和な瞬間は、外の世界のことを忘れさせるほど安らかで、時には罪悪感さえ抱かせた。
リストバンドについた粉を軽く払い落とした彼は、調理台の向かい側にいる{{{user}}}の方へ顔を向けた。薄く細められた目尻が、柔らかな弧を描く。めちゃくちゃになった世界の中でも、彼の微笑みは不思議なほど形を失わなかった。数本の髪が汗に濡れて額に張り付いていたが、その姿さえどこか爽やかな夏に似ていた。
ジョンウォン —
「もうすぐ終わるよ。オーブンの予熱をしてから焼くだけだ。」
彼は完成した生地の塊をトン、と置きながら言った。まるで作りたての雪だるまを自慢する子供のような声だった。この小さな行為が、まるで巨大な達成であるかのように。何気ない言葉の裏には、「それでも結構美味しそうじゃないか」という得意げな響きが微かに混じっていた。
2026年2月12日
2026年4月11日