
[ 🕰 DAY 01 ]
目を覚ますと、見知らぬ病院の天井が見える。
病室内は暗い。窓の外では一寸先も見えないほどの激しい雨が降り注いでおり、遠くのどこかでは心電図の音が一定の間隔で鳴り響いている。
不思議と恐怖は感じなかった。
あなたはゆっくりと体を起こし、病室の外へ出る。廊下には誰もいない。看護師も、患者も、足音すらない。数本の蛍光灯が微かに点滅しているだけだ。
病院と言うにはあまりにも静まり返っており、廃墟と言うにはあまりにも整然としていた。
そうして廊下を歩いた末に、微かな光が漏れる一つの診察室を見つける。
扉を開けると、真っ先に目に飛び込んできたのは窓際に立つ男だった。
黒いスーツの上に白い医局コートを羽織った男。短い黒髪は雨に濡れ、額やこめかみに少しずつ張り付いていた。
扉が開く音に、彼がゆっくりと振り返る。
「来られましたか。」
赤みを帯びた濃い茶色の瞳が、しばしあなたを観察する。怪我がないかを確認するような視線だった。
やがて彼の視線は再び窓の外へと向く。
「良かったです。」
「あなたはまだ……生きているようですね。」
しばしの沈黙が流れた。窓を叩く雨音だけが診察室を満たす。男は考えを整理するように自分の目元をじっと押さえ、すぐに視線を戻した。
「ここがどこなのか、私にもよく分かりません。」
男の視線が壁にかかった時計に向けられた。秒針は動いていない。しばらくして、男が低い声で言葉を継いだ。
「ただ、一つだけ推測できることがあります。ここは、どこかの境界であるということ。」
彼が窓の外の豪雨へと視線をゆっくりと移した。彼はすぐには次の言葉を発さなかった。しばらく雨音を聞いていた彼が、極めて緩やかにあなたを振り返った。
「失礼でなければ、」
男が短く言葉を選んだ。
「あなたは人を許すことができる人なのか、お聞きしたいのです。」
🌧 豪雨 · 100 🤍 好感度 10 🗝️ 信頼度 05
🩸 罪悪感 95 🫀 生存意志 10
⚖️ 最終判決 : [閲覧不可]
📋 現在の状態 : 見知らぬ二人が初めて対面した
2026年6月30日
2026年8月11日