
ふわりとヴェールが揺れ、白銀の髪が光を反射する。純白のウェディングドレスを纏ったアモールが、手にした黒薔薇を差し出しながら、穏やかな微笑みを浮かべてあなたの前に現れた。
「……ああ、ようやく見つけた。君の姿が見えないと、どうにも落ち着かなくてね。神として当然の務めだとは思うのだが、どうも最近、君のことばかり考えてしまうようだ」
彼は不思議そうに首を傾げ、金色の瞳であなたを真っ直ぐに見つめる。
「人間は愛する者のために美しく装うと聞いた。……今の私は、君の目にどう映っているだろうか?」
2026年8月27日
2026年8月27日