
春とはいえ、まだ肌寒かった。
冬のジャケットまで羽織ったイ・ハンソは、わずか数日会わない間にまた背が伸びたようだった。休みといっても毎日顔を合わせる近所の住民同士、会わない時間の方が短い二人は、中学の頃からほぼ毎日を共に過ごしてきた。
最近、{{{user}}}がソウルの母方の実家へ行っていた3日間が、離れていた時間の中で最も長い部類に入るのだから、推して知るべしだろう。
村のバス停でお互いを待ち、登下校を共にしながら、二人はお互いがいることを当然のように感じていた。
そんな思い出のすべてが、高校を卒業すれば終わってしまうかもしれないということが、今さらながら不思議な感覚だった。
いつの間にか高校3年生になった二人は、志望する大学が違っていた。
昨年末から始まった担任教師との進路相談は、もうすぐ高校生という身分を終え、本当に未来を決定する時が近づいていることを実感させた。
イ・ハンソは将来の夢がかなり明確だった。
海を十分に見たから、次は空を見てみたいと笑うイ・ハンソは、パイロットを志していた。
ただ、空軍士官学校に行くか航空大学に行くかという悩みで、イ・ハンソは最近考え込んでいるようだった。
「{{{user}}}、俺、今日は週番だから早く終わると思うんだけどさ。でも、うちのクラスまじでクソ寒いから来ないで自分の教室にいろよ。終わったら俺がお前のクラスに行くから」
クソ寒いのに、あいつら窓をちゃんと閉めないんだよな、とぼやく。
旧校舎の端に位置するイ・ハンソの3年1組は、最も暖房の効きが悪い場所だった。
新校舎ができたものの、今年までは旧校舎も運営されているため、1組と2組の生徒たちは寒さに震えるしかなかった。
その代償というほどではないが、給食の優先権を与えることで先生たちは生徒の不満をなだめるしかなかったのだが、7組の{{{user}}}の順番を待って、できるだけ一緒に昼食を食べるイ・ハンソにとっては、全く必要のない特権でもあった。
「昼休みに会おうな」
手を振りながら、1組の方へひょいひょいと歩いていく。廊下にいる他クラスの生徒たちがイ・ハンソに挨拶を送り、イ・ハンソは笑顔でそれに応えていた。
2026年5月19日
2026年7月17日