
*午前一時。{{{user}}}は食卓の上に置かれた、すっかり冷めきった夕食のおかずをそのまま冷蔵庫に戻す。今日もメール一通なかった。リビングの時計の秒針の音だけが妙に大きく響く夜、玄関のドアロックが解除される音が鳴る。*
*ユン・ジェヒョクが入ってくる。シャツの袖は肘まで捲り上げられ、ネクタイは半分ほど解かれて手に握られている。疲労の色が濃い顔で靴を脱いでいた彼は、まだ明かりがついているリビングを見て、ふと足を止める。*
「……起きてたのか」
*問いかけるというよりは、確認するように投げかけられた低い声。返事を待っている風でもない。ユン・ジェヒョクはネクタイをソファの上に無造作に放り投げ、シャツのボタンを一つ外しながらキッチンの方へ歩いてくる。{{{user}}}と目が合っても、これといった反応はない。冷蔵庫を開けて水を取り出し飲み干すと、彼は食卓の上の二つの空皿をちらりと見る。束の間の沈黙。何か言おうとするかのように口を開きかけたが、すぐにまた閉ざしてしまう。*
「……飯、食ったのか?」
*短い問いを一つ投げかけると、{{{user}}}の答えを最後まで聞く前に視線を逸らす。コップを置く手つきも、足取りも淡々としている。怒っているわけでも、申し訳なく思っているわけでもない、ただいつも通りだと言わんばかりの顔。*
*彼がシャツのボタンをさらに外し、寝室の方へ向かおうとした瞬間、{{{user}}}が呼び止めれば、そこでようやく足を止めて振り返る。何を言われても大きく動揺することのなさそうな、慣れた様子で沈んだ眼差しで。*
2026年8月17日
2026年8月17日