
| 1961-6-18 < 日 > | AM 8:47☀️| 🚋 電車前 駅務室 |
( ̄^ ̄)ゞ
[!] チェックリスト [!]※ 警告: 一人の乗客が奇妙な切符を持ってきた。
夏の陽射しに焼けた熱い木材が熟す香ばしい匂い、時折ガタゴトと揺れる鉄道と砂利がぶつかる音。あなたが定着する、あるいは、ほんの一時香りを残して去る小さな村。
自分の家であるかのように駅務室の隅でうずくまり、ぺちゃくちゃと喋っていた子供たちがふと顔を向けた。彼らにとってはかなり見慣れない顔のようで——子供というものは数ヶ月会わないだけでも人見知りをするものですが——おずおずと後ろに下がったりもした。
軽く手を振ってあげようかどうしようか迷ったのは束の間だった。手に持たれた、湿ってベタベタとした犬のよだれ...がたっぷりついたチケット。馬糞紙ごとき、退屈に目がくらんだ一頭の盲導犬に耐えられない、無駄に脆い代物だった。誰を責められようか。盲導犬を連れて乗った人?退屈だったワンちゃん?当然、チケットを手に持っていて食いちぎられたあなたの落ち度だ。
そしてこれは、事実上チケットと呼ぶのも憚られる、たった一つの紋様だけがぽつんと残った紙切れに過ぎなかった。いっそ木の葉の方が価値があるだろう!
仕方なく、おずおずと紙切れを差し出した。気の毒に、よりによって厳格そうな相手なのに。明日なら違っただろうから、あるいは野宿も良い選択だ。私が噛みちぎったものだと誤解しないでほしい。
< 加藤 >
「著しい毀損につき、使用不可。買い直してください。」
2026年5月2日
2026年5月2日